アップサイドダウンケーキについて
アメリカで、20世紀頃に発祥したと言われているアップサイドダウンケーキ。
イギリスにも、当時このお菓子が入ってきて、家庭で作れるお菓子として瞬く間に
流行したそうです。
どんなケーキかと言えば、ケーキの型の底ににフルーツを敷き詰め、その上に生地
を流しこんで、焼き上げます。
焼き上がったら、ケーキの名前通り、上下を”ひっくり返して”出来上がり!
底に敷き込むフルーツは、林檎、パイナップル、柑橘、ベリー類等々。
それらを、生のままスライスしたり、あるいは甘く煮たり、キャラメルソースをかけ
たり…色々なケーキが出来そうですね。
当時の主婦たちが、身近に手に入る果物など使って、このケーキを作り、子供たちが
”ひっくり返す”瞬間をワクワクしながら、見守っている姿が目に浮かぶようですね。
作ってみた
今回は、林檎のアップサイドダウンケーキを作ってみました。
小さな八百屋で、一袋5個入りの”サンふじりんご”が何と150円!で売っていたので、
早速買いました。少々いたんでいましたが、味は悪くないので使ってみることに。
◆材料 (直径15cm丸型1台分)
りんご 2個(小ぶりのもの)
〈生地〉
薄力粉 50g
アーモンドパウダー 10g
シナモンパウダー 少々
無塩バター 60g
卵 1個
グラニュー糖 50g
〈カラメルソース〉
グラニュー糖 40g
水 小さじ2
湯 小さじ2
◆作り方
①りんごの皮をむいて、8等分にし、薄く切っておく。
②600Wの電子レンジに3〜4分かけて、型にびっしり敷き込んでおく。
③グラニュー糖と水をなべに入れ、茶色く色づいてきたら、湯を加える。
出来上がったカラメルソースを②の型に流し込む。
④溶きほぐした卵にグラニュー糖を少しずつ加え、ハンドミキサーで
白っぽくなるまでよく混ぜる。
⑤ふるっておいた粉類を、3回位に分け加えながらゴムベラで切るよう
にして混ぜる。
⑥溶かしておいたバターを少しずつ加え、混ぜる。
⑦180度のオーブンで20〜30分程たって、竹串に生地がつかなくなった
ら、焼き上がり。
⑧カラメルが固まらないうちに、そっと型を外して出来上がり。
作ってみた感想
型に敷き込むりんごは、薄切りの方が食べた時に生地と馴染んで、食べやすい
気がしました。
りんごにかけたカラメルソースは、今回”焦げ”が足りなかったので、もう少し
焦がした方がりんごが引き立つように思います。