ヴィクトリアケーキについて
イギリスで生まれたお菓子。
19世紀イギリス 当時の英国を治めていたヴィクトリア女王は、最愛の夫アルバート公を早くに亡くします。
女王は、悲しみと失意にうちひしがれ、10年以上も喪に服し公務から離れてしまいます。
そんな中、女王を励ますために開かれたパーティーで、このケーキが振る舞われ、とても気に入ったことから、名前がつけられたと言われています。
ヴィクトリアケーキの特徴
丸型で焼いた2つのスポンジ生地。そのケーキの間に、ラズベリージャムや、クリームなどをサンドして表面に粉砂糖をふりかけたもの。
洗練された華やかさはないけれど、「素朴で可愛らしい」見た目です。
作ってみた
ヴィクトリアケーキ(15cm丸型 2個)
◆材料
無塩バター 120g
砂糖 100g
薄力粉 120g
ベーキングパウダー 小さじ1
卵 2個
牛乳 大さじ2
・バタークリーム
無塩バター 40g
粉砂糖 60g
牛乳 小さじ1〜2
ラズベリージャム 大さじ3〜4
・仕上げ用
粉砂糖 適量
◇準備
型の内側にバターを塗り、底に紙をしいておく
薄力粉とベーキングパウダーは、合わせてふるっておく
◆作り方
①バターを室温において、やわらかくなったものに砂糖を加えて
泡立て器でよく混ぜる。
②白っぽくふんわりとしてきたら、溶いた卵を少しずつ加える。
③合わせてふるっておいた薄力粉とベーキングパウダーを加え、
ゴムベラに持ち替えて混ぜ、牛乳を加え混ぜ合わせる。
④用意した型 2つそれぞれに生地を流し込み、表面をならす。
⑤180℃のオーブンで25分焼く。
⑥焼き上がったら、型からはずして粗熱を取る。
◆バタークリームの作り方
①やわらかくしたバターをボウルにいれ、粉砂糖をふるい入れる。
②牛乳を加え、泡立て器で混ぜ合わせる。
(牛乳は、好みの固さの量で。少しずつ入れていく)
◆仕上げ
①焼き上がったスポンジ生地1枚の上に、バタークリームを全体に塗る。
その上に、ラズベリージャムを塗る。
②もう1枚のスポンジ生地を重ねてサンドして、表面に粉砂糖を茶漉しで
ふるって出来上がり。
作ってみた感想
初めてヴィクトリアケーキを作った時、丸型1個で作って、焼いた後半分に
カットしたのですが、斜めになってしまい形がイマイチでした。
イギリスでは、サンドイッチティンという浅めの型が売っているそうですが
、筆者は持っていないため今回は、丸型2個で焼いてみたところいい感じに
なりました。
ケーキの味については、出来立てよりも次の日以降の方が生地が落ち着いて
美味しく感じられました。
素朴で、日を置くとなじんだ味が
するのがいいよね。