クリスマスケーキについて
クリスマスシーズンになると、色々な種類のお菓子を目にします。
少し前までは、イチゴののったショートケーキが定番でした。
クリスマスの日に、サラリーマン風のお父さんが、四角いケーキの入った箱を大事そうに
持って帰る姿をよく見かけたものです。
最近のクリスマスケーキは、高級感あふれるものもたくさんあって、材料高騰もあるので
しょうけれど、我が家では手が出ないので(いつものことですが)今年も手作りすること
にしました。
シュトーレン
シュトーレンは、ドイツ発祥の伝統的なお菓子。
見た目は、真っ白な粉砂糖一色におおわれていて実にシンプルです。
しかし食べてみると、たくさん具材が入っていて日を追うごとに味わい深く、とりこに
させられてしまいます。
ドイツ語で「stollen」は、坑道を意味し、形がトンネルに似ていることから名前がついた
という説。
真っ白な粉砂糖に包まれたその姿形が、キリストを包んでいたおくるみに似ているからと
いう説。などがあるそうです。
作ってみた
◆材料
◇中種
準強力粉 50g
ドライイースト 3g
牛乳 30〜40ml
◇本ごね
準強力粉 100g
グラニュー糖 20g
アーモンドプードル 20g
シナモンパウダー 小さじ1/2
カルダモンパウダー 小さじ1/4
塩 2g
卵 1/2個
無塩バター 50g
ドライフルーツ 200g
(レーズン、ドレンチェリー、ラズベリー、パイナップルなどお好みの
ものをラム酒、残った赤ワインなど1週間前から漬け込んでおく)
ナッツ 30g
(くるみ、アーモンドなどお好みのもの)
◆仕上げ
無塩バター(溶かしておく) 50g
グラニュー糖 50g
粉砂糖
◆作り方
【準備しておくこと】
・スパイス類を本ごね用の粉に混ぜておく
・本ごね用のバターは常温にもどしておく
・漬け込んだドライフルーツはザルで切っておく
・ナッツ類は、160℃のオーブンで10分程空焼きして軽く刻んでおく
◇中種作り
①ボウルにすべての材料を入れ、混ぜる。
②生地がまとまってくるまで5分くらいこねる。
③ラップをして、30℃くらいのところで30分くらい発酵させる。
◇本ごね作り
中種の発酵が残り10分くらいになったら作業開始。
①ボウルにバターを入れ、泡立て器でクリーム状に練る。
グラニュー糖を加え、白っぽくなるまで混ぜ、卵を少しずつ入れ混ぜる。
②アーモンドプードルを入れ、ゴムベラで切るようにして混ぜ、粉類を加え混ぜる。
粉っぽさがなくなったら、中種をちぎって入れボウルの中でひとまとまりになる
まで、こねる。
③こね台の上に出して、さらに中種が生地に均一に混ざるまで3〜5分こねる。
④ボウルに戻して、生地を広げ、ナッツとドライフルーツを入れてたたみ込む。
この作業を繰り返し行い、手でもみ込むようにして混ぜる。
具材がまんべんなく混ざったら、丸くまとめてボウルに入れる。
ラップをかけ28℃くらいのあたたかいところで、30〜40分発酵させる。
⑤打ち粉をふったこね台の上に生地を取り出し、スケッパーで2等分して丸める。
オーブンシート、その上に布巾をのせ10分程休ませる。
⑥【成形】
生地を裏返し、めん棒で横12cm×横18cmの楕円型に伸ばし、
手前から3cm、向こうから4cm折り返す。重なりを少しずらし、向こうから
二つ折りにし、上から軽くおさえ、なじませる。
⑦オーブンシートを敷いた天板にのせ、30分程発酵させ、
180℃に温めたオーブンで30〜40分焼く。
⑧焼き上がったら、熱いうちに表面に刷毛で溶かしバターをたっぷり塗る。(底面も)
上から、グラニュー糖をふりかけまぶす。(全面)
⑨完全に冷めたら、ラップを広げた上に粉砂糖をたっぷりとふりかけてから、
生地をおき、上からさらに粉砂糖をふりかける。
⑩ラップで包み、冷蔵庫で寝かせる。
作った感想
富澤商店さんのレシピを参考に作ってみました。
出来上がった見た目は、実に素朴です。しかし、食べてみると日に日に味わいの変化が
みられました。
3日位…生地は固い食感。ドライフルーツと洋酒が結構主張している。
1週間…生地がやや固いが落ち着いた感じ。ドライフルーツもなじんで、くるみの香りが
アクセントになってバランスがよいです。
1週間半…生地がしっとりしてパンに近い。落ち着いた味わい。
これ以上は、食べ切ってしまったので残念ながら、変化は分かりません。
個人的には、1週間ちょっと過ぎた位の味が好みでした。