かぼちゃについて
10月といえば、ハロウィンのお祭り。このお祭りにかかせないのは、かぼちゃですよね。
かぼちゃには、「西洋かぼちゃ」「日本かぼちゃ」「ペポかぼちゃ」の3種類があり、
普段、私達がスーパーなどでよく目にするのは、「西洋かぼちゃ」になるようです。
かぼちゃは、栄養価も高く食物繊維やカリウム、ビタミンEなども豊富に含まれており、
美容にもいいとか。これから冬に向けて旬の野菜なので、積極的に取っていきたいですね。
煮物やスープにしたり、ほくほくしていて自然な甘味があるので、お砂糖を控えめにした
お菓子作りなどにも適していると思うので、これからの季節何を作ろうかと楽しみです。
かぼちゃの調理
かぼちゃは、アメリカの開拓時代より前のインディアンが育てていた野菜で、育てやすいうえに
長期保存ができ、料理にもお菓子にも使えるということで、とても重宝されていたようです。
『大きな森の小さな家』のかぼちゃ煮込みの作り方によれば、切ったかぼちゃは、皮をむき、
薄切りして、
かぼちゃは少なくとも5時間はかけて、ゆっくり煮なくてはなりません。
大鍋にふたをして、初めの2時間はかき回さずに煮ます。中の水分がなく
なってからは、終始かき回しながら煮ます。
5時間も煮るとは…驚きですね。水分を抜いて、保存食にする目的もあったのかもしれません。
手間暇かけて出来上がったかぼちゃは、つややかなオレンジ色で濃厚な味わいだったのでは?
何だかとても贅沢で、特別なものに感じてしまいます。
作ってみた
『大きな森の小さな家』に出てくるパンプキンパイを作ってみたかったのですが、やっぱり
タルト好きなもので…。
◆材料
◇タルト生地
薄力粉 100g
無塩バター 60g
グラニュー糖 20g
塩 ひとつまみ
卵 1/2個
牛乳 20ml位
・かぼちゃのフィリング
かぼちゃ(栗マロンかぼちゃ使用) 200g
きび糖 50g
生クリーム 100ml
卵 1個
コーンスターチ 小さじ1
シナモン、ナツメグ、カルダモンなど 適量
・他
メープルシロップ 適量
シナモン 適量
◆作り方
◇タルト生地
①バターをサイの目にカットして、冷蔵庫でよく冷やしておく。
粉類もよく冷やしておく。
②ボウルに薄力粉、グラニュー糖、塩を入れ軽く混ぜたら、
①で用意したバターをカードでさらに細く刻む。
③バターが小さくなってきたら、指先をこすり合わせるように
してパン粉状態になるまで混ぜる。
この作業は、イギリスの菓子作りでよく使われ
rub in(ラブイン)と言うそうです。
昔、林望先生の講演会で知りましたぞ。
④ときほぐした卵を入れ、カードで切るように混ぜさらに生地の
様子を見ながら、べたつかない程度に牛乳を加え混ぜる。
⑤カードでまとめたら、ラップにくるんでめん棒で丸型にして
平につぶし、冷蔵庫で1時間程冷やす。
⑥冷やした生地をめん棒でのばし、型よりに少し大きめにして敷
き込む。型に生地をそわせ、生地が型より少し高くなるよう整
える。
⑦冷蔵庫で30分程休ませてから、ペーパーを敷き重しを入れて
180℃のオーブンで15分程焼く。
重しを外して、さらに7〜10分程焼く。
⑧焼き上がったら、型からはずして粗熱を取る。
・かぼちゃのフィリング
①かぼちゃは、種とわたを取り、適当な大きさにカットして
皮も切っておく。
②電子レンジ600Wで3〜5分程加熱し、軽く潰す。
③②に、きび糖、生クリームを加えミキサーにかけ、卵、スパイス
類も加え混ぜる。
④こし器でこして、タルト生地に流し込み180℃のオーブンで、
20分〜30分焼く。
⑤粗熱が取れたら、型から外してお好みでメープルシロップ、
シナモン等をふりかける。
作った感想
出来上がった見た目は、とても地味です。生クリームなど添えたら、見栄え良くなるのかも
しれません。
でも、かぼちゃの素朴さにメープルシロップや蜂蜜などの甘味がしっくり合う感じがします。